銭湯やホテル、グランスタに至るまで東京駅には旅好きに魅力的スポットが少なからずある。構内図では見落としてしまうそれらの場所にスポットライトをあててみよう。
東京駅に泊まるとは言っても当然駅寝をするわけではない(大晦日の正月パス使用直前ならありえなくもないが…)。最近グランヴィア、アソシア、メッツ等の駅直結型ホテルは増えているけれど、ここ東京のステーションホテルは文字通り駅の中に泊まるのだ。全国には遠野や比羅夫等駅ナカ宿泊施設は探せばあるが、辰野金吾が作った赤れんがのあの建物に泊まれてしまい、窓の外には東京駅の喧騒が広がっているのだから東京のインパクトは抜群だ。東京駅から発車する、廃止になってしまった大阪行の寝台列車(銀河)があったが、東京ステーションホテルで目覚めた時に目にする景色にはそのような夜行列車と相通づるものがある。都会の中で非日常体験を楽しみたいならこの東京ステーションホテルに泊まってみてはいかがだろう?勿論ビジネスホテルではないし、リッツカールトンが進出してきた今でもホテルの格としては申し分ないから快適なホテルライフを楽しめるのは疑いない。
東京発の夜行バスは今や貴重な移動手段。JRの運賃よりも安く、しかも長距離のドリーム号なら完全に1人掛けの3列シートがほとんどだから快適でもある。(青春ドリーム他の格安系は寝ることを期待してはいけない)。しかしドリーム号愛用者ならご存知だろうが、東京駅八重洲南口のバスターミナルはとにかく狭く、発車時刻より早めに着いてしまうと退屈だ。だがそんな夜行バス愛用者にやさしい設備は東京駅ナカに結構ある。東京温泉という名のサウナは夜行バス乗車前、あるいは乗車後に重宝する(ちなみにドリーム、昼特急車内に割引券有)し、大丸で食料調達すれば駅弁を買うのと同価格でずっとゴージャスなものが手に入る。また大丸の地下には全国の土産物を扱う店もあるほか、近くのビルに京都土産を扱う店もあり時間つぶしには事欠かない。ただし深夜の場合は無理だが・・・その場合はグランスタに期待したいところ。グルメな店がそろっているらしいので、ぜひ一度グランスタにも足を運んでみたい。居酒屋タイプの食堂なら23時まで開いているので丁度よい。
申し込みたいツアーや切符があるけど、残念ながら東日本のみどりの窓口や旅行会社では扱われていないので断念した、という経験をされた方はいないだろうか。例えば普通に東海道新幹線(のぞみ)の自由席で行くよりも安く、しかもグリーン車かつドリンクつきの「ぷらっとこだま」なる切符(厳密には切符ではないらしい)があるが、これはJR東日本の窓口では買えない。だが東京駅ならわざわざJR東海エリアまで行かずともぷらっとこだまは買えてしまう。また東京駅ならこれまた北海道限定の乗り放題切符(スーパー前売りきっぷや北海道フリーパスなど)も、八重洲北口にある窓口なら買えてしまう。これらのぷらっとやフリーパスが買える窓口は普通の大手旅行会社よりも地域色豊かなツアーや、現地までいかないと手に入りにくい観光情報も手に入れやすいので、旅好きの人なら一度立ち寄ってみてはいかがだろうか。